ツイッターのフォロワーを増やして、発信力を高めたい!と思う人は多いですよね。「まずは1000人目標!」と考える人もいるのではないでしょうか。
でも、「具体的なフォロワーさんの増やし方って何がいいの?」とか、「実際に効果がある方法は?」とか、実はあまり知られていなかったりします。
この記事を書いている人は、元外資系企業でデジタル・コミュニケーションなどをやっていた人。なおかつ、個人のツイッターで英語の情報発信を開始後104日で、フォロワーが1000人に到達しています。
それらの経験をもとに、フォロワーを増やす方法として「やらなかったこと3個」と「やったこと10個」を書いていきます。
なお、この「104日で1000人」という数字は、決して「超早い!」というものではありません。もっと早い人はいくらでもいます。
が、「非常に遅い」かというと、まあそうでもない。時間がかかると1年がかりという話もたまに聞きます。そんな感じの「手が届くスピード感」だと思ってください。笑
この記事は、こんな方に向けて書いています。
・今後アカウントを伸ばして行きたいと思っている人
・どうやって1000人まで増やせばいいかよく分からない人
早速読んでみましょう。
筆者がやらなかったこと3つ
まずは筆者の場合、フォロワーさんを増やしたい気持ちはあるものの、フォロワーの質も重視したかったので、次のような運用はやりませんでした。
3つに分けてご説明します。
- 「相互フォローアカウント」「まずは全員繋がろう」というアカウントとは繋がらない
- お金の話や、人の批判ばかりしているアカウントには近づかない
- 「朝活、おはリプ」はしていない
上記①のように「相互フォローアカウント」というものがあります。これは、「お互いにフォローしあいましょう」という目的のアカウント。
「とりあえずフォロワー数を増やしたい」とだけ考えると、この「相互フォローアカウント」や、「相互フォロー募集!」などが目に入ってしまいます。
が、この底上げで得たフォロワーさんは、あなたのファンではなく、単なる「数」にすぎません。ゆえに、どれだけ数が増えても、「双方向のコミュニケーション」が発生しないのです。筆者はそういう運用をしたくなかったので、相互フォローだけが目的のつながりには参加しませんでした。
②また、人間性という面で、お金の話ばかりつぶやいているアカウントや、人の批判が多いアカウントには近づかないようにしました。これは単純に、ちょっと怖いからです。
③「朝活、おはリプ」、これは朝からツイッターができる余裕のある方は、やってみてもいいかもです。朝5時台にツイートすると、一番拡散率が高い、とも言われています。
筆者がやらなかった理由としては、次の3点です。
- 朝からツイッターを開く余裕がない
- 毎朝同じような原稿を流して、挨拶ツイートすることに意味を感じなかった
- それより誰かの役に立つ発信に時間を使いたかった
以上の理由から、おはリプなどはやってません。朝は眠いし。。笑
どちらかというと、時間に余裕のある人向けだと思います。
ツイッターのフォロワーを1000人に増やすためにやったこと10個
ここからは、筆者が情報発信アカウントで実際にやってみた「フォロワーを増やす方法」を、10個ご紹介していきます。1000人になるまでは、下記を毎日継続しました。
難しいものは一つもないので、もしまだ試してないものがあれば、参考にしていただければ嬉しいです。
①二段階認証
まずは、何はなくともセキュリティ面を強化しておきます。そう、「二段階認証」ですね。
身近な人でも「アカウントを乗っ取られた」などの話はよく聞きます。例えフォロワーが少なくても、こういったアカウント乗っ取りは起きてるみたいですよ。
筆者は、フォロワーさんが立て続けに何人かアカウントを乗っ取られたのを目撃したことがあり、重要性を実感しました。
情報発信アカウントを作ったら、早い段階からセキュリティ強化しておきたいですね。
②ペルソナを設定する
そして、アカウントのペルソナを設定します。マーケティングでいうペルソナとは、「アカウントの人物像」、のようなもの。SNSで何を情報発信するかによっても変わってきます。
例えば、年齢層、性別、職業、趣味、興味のあることなどを一つずつ詰めていき、アカウントのペルソナを決定します。
ビジネス用や、企業用のSNSであれば、ここはガッチリと組みますが、個人で情報発信するだけなら、下記のようなイメージでも問題ないかと思います。
筆者が運用時に気を付けた点は、以下の通り。
・毎日ツイートしても苦にならない内容にする
・自分自身とかけ離れすぎないペルソナを設定する
上記のように、毎日ツイートしても苦にならない分野、つまり自分の好きなことについてつぶやくのがベスト。
あまりにも自分とかけ離れたペルソナにしてしまうと、「毎日」情報発信を続けると、必ず無理が出てきちゃいます。無理が出ると、「継続」することができません。
実際に筆者が情報発信してみて実感したのは、同じような情報発信者はごまんといるものの、それ以上にドロップアウトする人も多い、ということ。そう、毎日継続してアカウントを運用していくことは、想像以上に大変なのです。
中長期的にツイートしても苦にならず、楽しんで運営していくためには、冒頭で述べたような「自分の好きな分野」、「毎日ツイートしても苦にならない分野」を選ぶことをおすすめします。
筆者の場合は、試しに英語関係の情報発信をしてみました。(無駄にTOEIC900以上持ってたりするので…)
ただ、最後に英語を勉強したのが大学受験ぐらいだったので、最初は原稿作りが大変でした。以前使ってた辞書を引っ張り出して、正確な情報を発信できるように注意していました。
③1日5~10ツイート
次にツイート頻度です。1日にどれぐらいつぶやくのが効果的でしょうか。
筆者の場合は、最初は1日5ツイートと決めて運用しました。もし時間に余裕があれば、1日10ツイートしたかったのですが、時間的にちょっと無理でした。
一方、どんなにツイートが多くても「短文で大量」とか、「中身が薄い」投稿ばかりが続く場合、フォロー解除されてしまう可能性も。フォロワーさんの反応も見ながら適度につぶやきたいですよね。
投稿内容は、特に有名人でもない限りは「中身のあるツイート」、「誰かの役に立つツイート」がベスト。
フォロワー数が少ないうちは、つぶやいてもほとんど誰にも見られないことが続きますが、要はインプレッション数の問題です。気にせずに続けましょう!
④1日10~20人フォローする
そして、自分からフォローすることもポイント。なぜなら、じっとしていても、誰も自分のアカウントには気づいてくれないからです。
こちらからフォローすると、フォロー返ししてくれる人が一定数いるので、それを期待するわけですね!
筆者の場合は、毎日20人ずつ新規でフォローしていました。最初の400人に到達するぐらいまでは、1日10人ずつフォローしていました。
その場合に注意したいのは、以下の3点。
・アクティブな人(ここ最近も継続的に発信している人)をフォローする
・まずはツイートに「いいね」してから、フォローボタンを押す
上記のように、アカウントのプロフィールや投稿内容を見て、「自分の発信内容に興味を持ってくれそうな人」かどうかを、まず見ておきます。
なおかつ、「アクティブにツイートしたり、少なくとも『いいね』しているかどうか」も、見ておきたいですよね。なぜなら、アクティブでないアカウントをフォローしても、反応が返ってこないことが予想されるからです。
個人的には、フォローボタンを押す前に「いいね」するようにしています。これによって、「あなたの投稿に共感するから、フォローするんだよ」というメッセージが伝わることを期待してます。
フォロー・フォロワー比もご注意を
また、ツイッター社の基準で、「不自然なフォロー・フォロワー比」のアカウントは、取り締まりの対象になっちゃうようです。しかし同社のヘルプページを見ても、その明確な基準値は公開していないようで、正確な数値は分かりません。
巷では「1分間に何回以上いいねすると引っかかる」という噂もありますが、よく見たら公式情報ではなかったので、ここでは言及しません。ただ、フォローのペースが速すぎると、取り締まりの対象になる可能性があるようです。
また、デジタルマーケティングを専門でやってる知人に聞いた話では、「フォロー数がフォロワー数の1.1倍以下を維持するのがよい」と言ってました。具体的には、下記のような計算。
例)フォロワー100人なら、フォロー数110人を超えないようにする(100x1.1=110)
これも公式情報ではないので、運用は自己責任でお願いしたいのですが、一つの目安として筆者は参考にしていました。
ちなみに、「フォロー」のペースが速すぎた、などの理由でツイッター様の取り締まりの対象になると、「3日間フォロー&いいね禁止」などの憂き目にあいます。(T-T)
実は、筆者も一度、1日の上限を超えてフォローしすぎたようで、ツイッター様の怒りに触れてしまったことがあります。(この話は後で記事にするかもしれません)皆さまはご注意ください。
フォロー返してくれない人を1週間後ぐらいにアンフォローする
できれば、全員フォローしたままでいたいのは山々。しかし全項目で記載した通り、フォロー・フォロワー比がおかしいと、ツイッター様の怒りに触れてしまうことに。
そんな事態をさけるためには、「こちらがフォローしても、反応がなかった人のフォローを外す」ことが必要になってきます。
中には、「この方法でフォロワーを獲得しても、すぐにフォロー解除されてしまうのではないか?」と想像する人もいるようです。
実際のところはどうなのでしょうか。筆者が4か月ぐらいこの方法でフォロー・アンフォローを続けてみた結果、次のようなことが分かりました。
- これまでの「フォロー解除」の数は、1日平均1-2名
- そのほとんどが、「アカウント凍結」や「アカウント閉鎖」に伴うフォロー解除だった
上記を見ると、自発的な解除はほとんどなかった、ということが分かります。
この分析から、この方法でフォロワーを増やした場合でも、「すぐにフォロー解除されてしまう」ことは無いと言えます。むしろ、こちらからフォローしても、双方アクティブにやり取りさせていただいているフォロワーさんがたくさんいます。面白そうな人は自分からフォローしてみるのが吉。
ただ、全項目でもご紹介したとおり、筆者はフォロー前に、「自分の発信内容に興味を持ってくれそうな人」かどうかを確認しています。ここでひと手間かけているので、すぐにフォロー解除される率が少ないと見ています。
注意点も書いておきます。
例えば「フォローした直後にフォロー解除する」といった操作を繰り返すと、これまたツイッター様の怒りに触れてしまいます。それを避けるためにも、だいたい1週間ぐらいはフォローしておくのがよさそう。
実際にこういった諸々のことを管理するには、「Social Dog」というツールが便利です。
⑤無料ツール:Social Dogを使う
Social Dogは、無料で使うことができるSNS管理ツール。有料プランもありますが、筆者は無料バージョンでお世話になっています。今のところ大きな不具合はなく、とても便利。
有料プランでは、「リツイートしてくれた人」のリストとか、「キーワード設定枠」、「予約投稿枠」などを増やすことができます。
Social Dogで筆者が毎日使ってるのは、だいたい次の機能です。
- 「フォローされていない」リスト
- 「新着フォロワー解除」リスト
- 「キーワード設定」
- 予約投稿
「フォローされていないリスト」は、文字通り自分がフォローしても、反応がない人たちのこと。リストを参考にしながら、全項目で述べた通り、しばらく経ってから興味を持たれていない人のフォローを解除します。
「新着フォロワー解除リスト」は、フォローされていたけど解除されてしまった人のリスト。情報発信者にとっては、これも気になるところですよね。ただ、筆者の実体験では、おもにアカウント削除・アカウント凍結による解除がほとんどでした。
「キーワード設定」は、自分が設定した言葉をツイートした人を抽出してくれるアラート機能。これも便利です。1日1回メールなどで送られてくるので、リストとツイート内容を参照しながら、自分の発信に興味を持ってくれそうな人をチェックできます。
自分に興味を持ってくれる人に時間を使うためにも、「誰が興味を持っていて、誰が興味を持っていないのか」という部分は、ぜひ把握しておきたいですよね。
上記でご紹介した機能は、すべて無料で使えます。ということでSocial Dogは使い勝手がよく、おすすめ。
⑥投稿時間帯を決める
せっかく情報発信するなら、なるべく多くの人に見てほしいですよね。となると、投稿時間帯もポイント。なぜなら、見ている人が少ない時間帯に投稿しても、なかなか拡散されないからです。
多くの人の目にふれて拡散されることで、フォロワーもだんだん増えていきます。そのためにも、「予約投稿」機能を使って、人目に触れやすい時間帯に投稿しました。
筆者が4か月ぐらい情報発信してみた結果、平日と休日で、だいたい次のような時間帯に投稿するようになりました。
- 平日:朝8時頃、昼11-12時頃、夜19-23時頃
- 休日:朝9-10時頃、昼12時頃、午後14時頃、16時頃、夜22時頃
この時間帯に投稿するようになった理由としては、3点あります。
- 会社勤めの人が、ツイッターを見るであろう時間帯を選んだ
- フォロワーが1万人以上の人の投稿状況を参考にした
- 巷のツイッター分析を参考にした
もちろん、皆さんのフォロワーさんの活動時間にもよるので、これが絶対とは言えません。が、もしいつ投稿すればよいか分からない、という場合は、参考にしてみてください。
⑦フォローしている人に「いいね」や「リプライ」をする
そして、フォローしている人へのリアクションも必要です。具体的には、「いいね」や「リプライ」、「リツイート」など。
人は、誰かに何かをしてもらうと、お返しをしなきゃ、という心理が働くのだそう。つまり、こちらが「いいね」をすれば、相手も「いいね」を返してくれる可能性があるのです。
誰かの投稿への「リプライ」も、余裕があればやりたいですね。面白いやり取りなどを見て、フォローしてくれる人もいるからです。
⑧毎日データを取る
せっかくなので、英語の情報発信を始めるタイミングで、簡単にデータも取ってみました。具体的には、次の数を記録しています。
- 1日のツイート数
- 1日のフォロー数
- その日のフォロワー数
- そのほか、外的要因があれば記載
その結果、下記のようなグラフになりました。
筆者は当初、ツイート数を5にしてはいたものの、一時的に7-8に増やしてみたことがありました。
しばらくやって検証してみた結果、内容を考えるのに時間がかかる割に、大してフォロワー数が増えていないことが判明。費用対効果を考えて、ツイート数を5に戻した経緯がありました。
そして、最初の100人に到達するまでに「31日」もかかっていることが分かります。正直言って、この最初の1か月は「いいね」も少なく、一番辛かったです!
フォロワー数が100人を超えた後は、伸び率が少し上昇して、フォローされやすくなりました。恐らくフォロワー数が増えたことによって、「権威性」が出てきたのかなと分析します。
また、フォロワーさんが1400人を超えた辺りから、ツイッターは、1日3ツイートぐらいに抑えて、伸び率が変わるかどうか、実験したりしています。
この数字を取るのは、大した手間はかかっておらず、1日1分ぐらいです。相関関係をデータで把握することで、効率的な運用につながるので、客観的に運用したい方にはおすすめです。
⑨アイコン・プロフィールをオリジナリティあるものにする
よく言われている部分ですが、アイコンとプロフィール(バイオ)は重要。フォローしてくれるかどうかの第一印象は、ここで決まってしまいます。
「顔出しOK」な方以外は、何らかの画像をアイコンに設定することになります。どんなものが良いのでしょうか。順番に見ていきましょう。
アイコン
アイコンは、筆者は「ココナラ」というサイトで作ってもらいました。お値段は、安ければ500円ぐらいから見つかります。
ここでアイコンをオリジナルのものにせず、例えば「風景写真」や「コーヒーの画像」など、特徴のないものにしてしまうと、自分の認知度に影響します。
フォロワー数の多い人にとっては、だんだん区別がつかなくなってくるんですよね。ザーっとタイムラインを見ていて、「あれ、この人誰だっけ?覚えてないからスルーしよう」みたいな場合になりかねないです。
筆者の場合ですが、お恥ずかしながら800人ぐらいですでに、もう誰が誰かよく分からなくなりました。普段やり取りする人でも、アイコンが似たような風景画像だと、「うっ、この方はどなただっけ」となってしまうことも。
もしツイッターを真剣にやるならば、一目で誰か判別されるためにも、最初の段階で、自分のアイコンは作っておきたいですね。
プロフィール(バイオ)
そして情報発信をするなら、プロフィールは「権威性」が分かる内容が必要。どうやって書けばよいか迷ったら、自分と似た発信をしていて、フォロワー数が多い人の文面を参考にしてみてください。
権威性がプロフィール(または投稿内容)から読み取れない場合、どんなに良い発信でも拡散されにくい、と思ったほうが良いです。
⑩ハッシュタグを使う
最後に忘れてはならないのが、ハッシュタグ。
これは、「#」の後にキーワードをくっつけて「#ブログ」のように投稿すると、誰かがそのハッシュタグで検索した時に、そのタグが付いたツイートが表示される仕組みです。
特に最初フォロワー数が少ない場合は、拡散されるかどうかはハッシュタグ頼みと言っても過言ではありません。筆者も、文字数が許す限りは色々つけてます。
ハッシュタグはカテゴリー毎にたくさんあるので、投稿ごとに違うタグをつけて拡散を狙ってもよいでしょう。例えば筆者がやってた「英語アカウント」を例に出すなら、こんな感じです。
- 投稿1:#英語
- 投稿2:#英会話初心者
- 投稿3:#ビジネス英語
上記のように、まずはどんなハッシュタグがあるのかを把握します。ハッシュタグで検索し、自分の発信内容と方向性が合っているなら、ツイートにどんどんつけていくイメージ。
文字数が許すなら、全部つけても良いかもしれません!
注意したいのは、「シャープ♯」と「井桁(ハッシュ)#」が似てるけど違う、という点。ハッシュタグをつける時には、「井桁(ハッシュ)#」の方を使いましょう。間違えて「シャープ♯」を使ってしまうと、リンクが飛ばない原因になりますので、ご注意を!
まとめ
以上、ツイッターでフォロワーを増やす方法として「やらなかったこと3個」と「やったこと10個」を書いてみました。
上記の方法を継続していけば、自分の得意な分野での情報発信でフォロワーを増やし、1000人以上のアカウントに育てていくことが可能です。
ところで、1000人以上フォロワーを持つ人って、全体のどれぐらいかご存知ですか?
「日本人ツイッターユーザー調査 2016年版」によると、フォロワー1000人以上のアカウントの割合は、なんと全体の18%。
つまり、1000人以上のフォロワーを集めることができる人は、全体のわずか1/5しかいないということです。SNSで発信力を付けたい人は、ぜひやってみてください!
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