旅行中の楽しみの一つは、やっぱり食事!という方も多いのではないでしょうか。旅先で現地の空気や雰囲気の中で味わうローカルフードにかなうものはないですよね。
アルゼンチンに行ったら何を食べるのがおすすめでしょうか。一番有名なのは牛肉ってよく聞くけど、肉以外で美味しいものは?そんなに毎日牛肉ばかり食べられない、という方もいるかもしれませんね。
今回は牛肉情報もおさえつつ、あまり世に出ていない、肉以外の美味しいもの情報についても書いていきたいと思います。これで現地の食事のレパートリーは困りませんね!
メインディッシュと言えば肉
アルゼンチンで街中を歩いていて最も目にするお店は、牛肉のお店やレストランです。牛肉の部位を詳しく表示した図がお店の看板になっていたり、牛肉に対するこだわりが街中を歩いているだけで感じられます。(日本語に「魚」の付く漢字が大量に存在するような感覚なのかもしれません)
実際にアルゼンチンに住んでいる筆者の知り合いは、毎日牛肉を食べていると言っていました。それもそのはず、アルゼンチンでは広い土地で牛が放牧されているので、美味しい牛肉が手に入りやすいとのこと。人の数より牛の数の方が多い、という噂も!
よく見る肉料理のスペイン語
肉料理の呼び方が色々あってややこしいので、ここで一度まとめてみます。スペイン語はローマ字読みすればよいので、日本人には発音しやすいですね。
- Asado(アサド)グリル・焼き肉
- Bife(ビフェ)ステーキ
- Lomo(ロモ)テンダーロイン、ヒレ肉
- Cuadrada(クアドラーダ)モモ肉
- Brochette(ブロシェット)串焼き
筆者は一番メジャーなメニューの一つ、Asado(焼き肉)をいただきました。値段はもちろんピンキリですが、庶民的なお店でも1000円ぐらい出せば、お腹いっぱい食べられました。むしろボリュームが多いので、少人数の場合は何グラムぐらいの肉が来るのかをお店の人に確認した方が良いかもしれません。味付けはシンプルに塩のみでしたが、それでも十分美味でした!
肉や魚の呼び方
また、レストランでお食事メニューを見て、まず下記の言葉が並んでいることが多いです。お好きなものだけでも、頭に入れておくと便利です。
- Carne(カルネ)肉の総称
- Vaca(バカ)牛肉
- Pollo(ポジョ)鶏肉
- Cerdo(セルド)豚肉
- Cordero(コルデロ)ラム、羊肉
- Alpaca アルパカ
- Pescado(ぺスカード)魚の総称
- Atun(アトゥン)マグロ
- Salmon(サルモン)鮭
これらはサンドイッチの具とかでもよく出てくるメジャーなものです。筆者は牛肉以外でお店で注文して食べたことがある肉は「ポジョ/鶏肉」と「アルパカ」です。特にアンデスの高地に行くと貴重なたんぱく源ですので、絶対覚える単語の一つかもしれません。
それでも魚を食べたい時
牛肉が安くて美味しいのは良いけど、日本人だしそんなに毎日牛肉は食べられない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。筆者はその一人です。美味しい魚を食べている時に幸せを感じます。旅先でも魚が美味しい国というのは「当たり」だと思います。大変貴重です。そう、魚が美味しければ毎日はハッピーなのです。
ただ、アルゼンチンは完全な牛肉社会です。つらい。。
そんな中、諦めずに美味しい魚を探し求めて来ました。その結果、実は美味しい魚料理もあることが分かりました!
- Trucha(トゥルーチャ)マス
画像は、こんがり焼いた川魚のマスを塩で味付けし、レモンと塩をかけていただく、というシンプルなお料理ですが、めちゃ美味しいです。日本でいう「焼き魚定食」に近いものがあります。旅行中に焼き魚が食べたくなったら、トゥルーチャを頼めば間違いないです。是非召し上がってみてください。
付け合わせにフライドポテトが山盛りで出てきました。バゲットも付いています。パタゴニアで食べたのですが、金額はだいたい1500円ぐらいだったと思います。
画像は、ブエノスアイレスのセントロにあるお店でいただいたトゥルーチャです。多分揚げたものだと思われます。お好みでレモンと塩を振ってくれ、ということでテーブルに置いてくれました。付け合わせは再びフライドポテト、そして炭水化物も再びパンです。トゥルーチャがアツアツで、大変美味しかったです。だいたい2000円ぐらいでした。今気づきましたが、お皿に野菜が一つもないですね。笑
- サーモンのあぶりと刺身
カラファテのスーパーマーケットに行くと、サーモンの刺身がありました。値段は忘れましたが、日本とそんなに変わらないぐらいだったと思います。筆者は宿のコンロを借りて、あぶって火を通してみました。刺身とあぶりを両方食べ、アルゼンチン産のワインと一緒にいただきました。超絶美味しかったです。
サーモンを食べる場合、やはり醤油が欠かせません。大きめのスーパーに行けば手に入りますので、スーパーで醤油も一緒にゲットしましょう。
イタリア料理もある
アルゼンチンはイタリア系の移民の方がたくさんいる国で、イタリア・スペイン系が人口の97%を占めているとも言われています。その影響か、パスタ(ラザニア、スパゲッティ)などのお食事も見かけました。
画像は、かぼちゃとリコッタと茄子のラザニアです。ブエノスアイレスのパレルモ・ハリウッド(いわゆる高級エリア)を散歩していたら見つけた、「Artemisia Cocina Natural」というレストランです。ランチのセットでスープやジュース付きで約1500円でした。全部激うまでした。お昼過ぎに入ったらお客さんがほとんどいなくて、写真をパシャパシャ撮りまくれる雰囲気でした。
こちらの画像は、ガーリックたっぷりのホームメイドパスタをいただいた時のものです。ランチで2000円ぐらいでした。たまたま散歩していた時に見つけて入ったお店だったのですが、シェフのおじさんが気さくな方で、食べ終わったら味の感想とか聞きに来てくれました。
なお、食べ物が美味しかった時のスペイン語は「リコ!」、女性名詞だったら「リカ!」です。筆者は迷ったら男性名詞(リコ)で通しています。
番外編・デザート
アルゼンチンのスイーツといえば、「Dulce de leche(ドゥルセ・デ・レチェ)」が有名です。牛乳を煮込んだ甘い練乳のようなスイーツで、現地の方はパンに付けたりお菓子に入れたりしています。アルゼンチンに行ったら一度はトライしてみたいですね。
その他、美味しそうなスイーツがいっぱいありました。
- Churros チュロス
- Arroz con leche(アロス・コン・レチェ)甘いライス・プディング
- Helado(エラド)アイスクリーム
画像は、アロス・コン・レチェという甘いライス・プディングです。お米を甘い牛乳で味付けしたプリンで、筆者の周りの日本人の中でも、特に物議をかもすスイーツナンバーワンです。
日本ではお米と牛乳でこういった味付けをすることがあまり無いので、新しい体験であることは間違いないでしょう。筆者は「こういうものだ」と思って食べれば行けました!すごく甘いので、甘党の方はお好きかもしれません。
筆者が歩き疲れたら飛び込んでいたのは、アイスクリーム屋さんでした。アルゼンチンにはアイスクリーム屋さんがたくさんあり、大人から子供まで大人気でした。画像はCremolattiさんという、人気のジェラート専門店です。チョコミント、キャラメル、チョコレートをいただきました!
まとめ
以上、アルゼンチンで楽しめる食事をご紹介しました。
肉派の方がアルゼンチンに行けば牛肉三昧なので困ることは無いですが、特に魚派の方が旅先での食事に困った時など、是非参考にしていただけると嬉しいです。
また、アルゼンチンでこってりした食事をした後は、「マテ茶」で流すそうです。元々ヨーロッパからの移民が多い国と言われますが、マテ茶はヨーロッパから伝来したものではなく、インディオの文化なのでとても大切にされているそうです。 ペルーなど、中南米の他の国でもマテ茶が飲まれる地域がありますね。
アルゼンチンでマテ茶を飲む時は、専用の容器とストローを使うのですが、これがお土産にぴったりです。筆者はストローで温かいお茶を飲むという必然性が分からなかったので購入は見合わせましたが、空港にも売ってるので、お土産に迷ったらマテ茶セットを思い出してください。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。
それではまた!
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